適度なストレスは生活に張りを与えるというプラス面ありますが、過度のストレスは体に有害なものとなります。
この記事では、主にストレスがどのように、肥満に繋がるか、そして、ダイエットを効率化するためのストレス管理の必要性について解説していきます。
ストレスが肥満の元凶になる原因6選
ストレスが増えると、免疫力が低下して風邪などの感染症にかかりやすくなるほか、自律神経のバランスが乱れることで不眠やイライラ、うつ症状、生活習慣病の原因にもなります。
ストレスによる食欲増加
ストレスを感じると、脳がストレスホルモンであるコルチゾールを分泌します。
このコルチゾールは、食欲を増加させ、特に糖分や脂肪分の多い食べ物に対する欲求を高めます。
そのため、ストレスを感じると、ついつい高カロリーな食べ物を食べ過ぎてしまうことがあります。
ストレスによる運動不足
ストレスを感じると、身体が緊張状態になり、疲れやすくなります。
そのため、運動することが億劫になり、運動不足になることがあります。
また、ストレスが続くと、精神的な疲れがたまり、身体の疲れも蓄積されます。
このため、運動する気力や体力が低下し、さらに運動不足が進むといった負のスパイラルに陥りやすくなります。
ストレスによるホルモンバランスの乱れ
ストレスを感じると、交感神経が刺激され、副腎髄質からアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。
これによって、血糖値が上昇し、脂肪分解が促進されます。
しかし、ストレスが長期化すると、副腎皮質から分泌されるコルチゾールの量が増え、脂肪細胞に蓄積された脂肪の分解を抑制する作用が現れます。
このため、ストレスが続くと、脂肪の蓄積が進みやすくなります。
ストレスによる睡眠不足
ストレスを感じると、睡眠が浅くなったり、中途覚醒が増えたりすることがあります。
また、ストレスが続くと、精神的な疲れがたまり、睡眠不足になりやすくなります。
睡眠不足は、食欲や代謝に影響を与え、肥満のリスクを高めることが知られています。
ストレスによる食事の変化
ストレスが高まると、食事のパターンが変化することがあります。
例えば、忙しい時やストレスがたまっている時には、外食やジャンクフードを選びがちになることがあります。
また、ストレスが原因で食事を抜いたり、逆にストレスが原因で過食したりすることもあります。これらの食事の変化が、肥満の原因となることがあります。
ストレスによるメンタル面の影響
ストレスが続くと、メンタル面にも影響を与えます。例えば、ストレスによってうつ病や不安症状が引き起こされることがあります。
うつ病や不安症状が引き起こされると、食欲や代謝に影響を与え、肥満のリスクを高めることが知られています。
ストレスによるインスリン分泌の異常
ストレスが長期化すると、副腎皮質から分泌されるホルモンの量が増え、その影響でインスリン抵抗性が高まることがあります。
インスリン抵抗性が高まると、血糖値の上昇や脂肪の蓄積が促進され、肥満のリスクが高まることが知られています。
ストレスによる自己管理能力の低下
ストレスが続くと、自己管理能力が低下することがあります。
例えば、ストレスがたまっているときは、普段なら運動や健康的な食事をするはずでも、ついついやめてしまうことがあります。
自己管理能力が低下すると、健康的な生活を送ることが難しくなり、肥満のリスクが高まることがあります。
以上のように、ストレスと肥満の関係性には、様々な要因が関わっています。肥満のリスクを下げるためには、ストレスを軽減する方法や、健康的な生活習慣を取り入れることが重要です。
ストレスを受けると、それを防御しようと、自律神経系や内分泌系、免疫系によってコントロールされながら、体内の内部環境を一定に保とうとする力(恒常性維持機能)が働きます。
しかし、過剰なストレスが続くと、ストレスに対する抵抗力が弱まり、恒常性維持機能にも乱れが生じ、様々な障害が現れます。
精神面:神経疾患(神経症、躁うつ病など)
身体面:交感神経(自律神経)の働きが活発化し、血管 ⇒ 心拍の増加 ⇒不整脈 にも繋ががる。また、免疫力が弱まるため、感染症やアレルギー疾患、がんの発生率も高まります。
全身のあらゆる機能に影響が広がり、潰瘍や心臓疾患、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などが心配されます。
ストレスによる生理反応と栄養について
人間の体はストレスを感じると、それに対抗するためアドレナリンを放出し、防御態勢に入ります。
このとき、大量のビタミンCが消費します。
このため、ストレスを感じたときはビタミンCを意識的に摂取する必要があります。
脳の機能維持をサポートするDHA、レシチン、イチョウ葉エキス、ホスファチジルセリンも有効です。また、月経前のイライラにはビタミンB6が効果的です。
気がめいったときや落ち込みが激しいときは、抗うつ薬と同じ働きを持つセント・ジョーンズ・ワートを試してみるのも良いかと思われます
※ただし、一部の薬の効力を弱める作用があるので、持病がある場合は自己判断でしようせず、必ず医師や薬剤師に相談してください。
タバコはビタミンCを破壊し、ストレスの原因になる?
ストレスがたまるとタバコの本数が増えてしまう喫煙者が多いです。
しかし、わずか1本のタバコでビタミンCの1日の推奨量100mgの4分の1が消耗されます。
抗ストレス作用のあるビタミンCなので、ストレス解消のつもりでタバコを吸っていたつもりが逆にストレスを助長することにもなるので、喫煙者の方は禁煙を検討してみてください。
ストレスに対抗するために補給したい栄養素まとめ
ビタミンB群、カルシウム、マグネシウムには、神経の興奮を鎮め、精神を安定させる作用があります。
逆に、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウムが不足すると、イライラしてストレスを感じやすくなります。
ストレスを感じると副腎皮質ホルモンが分泌される。ストレスが増えれば、ホルモンの材料となるタンパク質や、その合成に不可欠なビタミンBやビタミンCがそれだけ多く消耗される・・・
ストレスに効くサプリメントまとめ
以上のように、ストレスはダイエットの大敵になるだけでなく、健康面でも非常に厄介な存在ということが分かりましたね。
最後に、ストレスに良いとされるサプリメントをまとめておきます。食事からはなかなか充足するのは難しいので、ストレス社会を過ごされている、忙しい方は、サプリメントでストレスに対抗するのも重要な手段といえます。
ともにストレスと戦いましょう!
ビタミンB群
ビタミンC
カルシウム
マグネシウム
DHA
レシチン
イチョウ葉エキス
ホスファチジルセリン
セント・ジョーンズ・ワート
など
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